「ベンツAクラスが貧乏人の車」という意見が正しいと言える3つの理由

SNSや掲示板などで一定数ある「ベンツAクラスは貧乏人の車」という意見。

Yahoo!知恵袋にも次のような質問が掲載されていました。

「見栄張りの貧乏人が背伸びして買う車」となかなかのことが書かれていますね。

結論

「ベンツＡクラスが貧乏人の車」という意見はある意味、正しいです。

この意見がなぜ正しいと言えるのか？では貧乏でもベンツに乗り続けられるのか？その真実を解説します。

この記事を読むと、稼ぎが少ない人がベンツAクラスに乗るとどうなるのかが丸っと見えてきますよ。

「ベンツＡクラスが貧乏人の車」という意見が正しいと言える３つの理由

今、この記事をを読んでいる人の多くは「ベンツAクラスが欲しいけど、本当にベンツAクラスは貧乏人の車なの？」と疑問に思ってる人が多いはず。

しかし、残念ながら「ベンツAクラスが貧乏人の車」という考えはあながち間違っていません。

その理由を次の3つに分けて解説します。

理由①ベンツAクラスがエントリーモデルだから

Aクラスはメルセデス・ベンツの中でも最安クラスであることが、貧乏人の車と言える理由のひとつです。

ベンツをざっくり分けると次の５つのモデルがあり、アルファベットが進むほどサイズ・価格が大きくなります。

つまり、Aクラスは一番下のクラスということになります。

メーカーのメルセデス・ベンツは、Aクラスの車をNGCC（ニュージェネレーションコンパクトカー）と名付け、ベンツとは無縁だった庶民層をターゲットに売り出しました。

言い換えれば、メーカー自身もベンツAクラスが庶民向けであることを認めているのです。

理由②型落ち中古車なら月1万円代で乗れるから

庶民向けにつくられたベンツAクラスですが、新車の本体価格は498万円です。

ここで多くの人は「全く庶民向けじゃないじゃん…」と感じるはず。

庶民、ましては貧乏人ではとても買えない価格ですが、中古車になると途端に値段が下がるのが外車の特徴です。

価格がグッと下がると言われているのが、車検前の3・5・7年型落ちの中古車です。

例えば、こちらの7年落ちのベンツAクラスだと支払総額134万円まで下がります。

これを120回ローンにすれば、月の支払いは13,600円です。

このような型落ちベンツAクラスを購入して、自慢している層が少なからずいるため、「貧乏人が乗っている」と言われてしまうのです。

理由③お金があるならAクラスを買わないから

意見は分かれると思いますが、「ベンツ」＝「高級車」というイメージが世間一般的にはありますよね。

そんなベンツという「ブランド」「ステータス」を理解しているお金持ちなら、もっと上のクラスを買うはずです。

それを最安モデルのAクラスを買うことで、うっすらと「お金持ちに見られたい」という”見栄”が見えてしまうのです。

貧乏人がベンツAクラスに乗れなくなる３つの理由

ここまで「ベンツAクラスが貧乏人の車という意見が正しい」と解説してきました。

つまり、ベンツAクラスは、貧乏であっても買おうと思えば買える車なのです。

しかし、落とし穴があります

「貧乏人」はベンツAクラスを買えても、「乗り続ける」ことができません。

貧乏人だとベンツAクラスに乗り続けるのが難しい理由を次の3つに分けて紹介します。

なお、ここの項目で言う「貧乏人」の定義は次の通りです。

貧乏人とは？

当サイトにおける真の貧乏人の定義は年収396万円を下回る人を指します。

※厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」に基づき算出された、日本人の年収の中央値です。

理由①維持費の支払いが大きいから

ベンツに限った話ではありませんが、税金や保険、駐車場代など車を持ってるだけでお金は飛んでいきます。

例として、ベンツAクラス（A180・ガソリン車）にかかる、維持費を算出してみました。

維持費 約29.5万円/年

さらに、4年・6年・8年目のタイミングでは「車検費用」がかかります。

車検には次のふたつの費用がかかります。

• 車検基本料＋自動車重量税など法定で決められた金額
• 車検時に発覚した交換部品・修理代

１つめの「車検基本料」は車検を受ける場所や車種によって異なりますが、目安はこちらのとおりです。

依頼する場所	車検費用の目安
正規ディーラー	35,000～100,000円
車検専門店	20,000～65,000円
ガソリンスタンド	15,000～75,000円
カー用品店	15,000～70,000円

ここまで解説した、税金や保険代に加えて、車検基本料を含めると40万円以上の支払いが必要になる年も…。

さらに、ベンツで怖いのが車検時に発覚する修理代です。

部品の価格が国産車に比べて高額なため、大きな破損が発生した場合は修理費用が高額になる可能性があります。

このように、ベンツを所持するとン十万という出費が重なる年があるため、貧乏だとベンツAクラスを持ち続けるのが困難になります。

理由②急な修理費に耐えられないから

貧乏な人がベンツAクラスを買って、後悔する一番の理由が修理費地獄です。
特に「安いから」という理由で何年も型落ちした車を買うと、この地獄にハマりやすいですね。

そもそもベンツはドイツ車で、日本の環境に合わせて開発されていません。

対して国産車は、高温多湿な夏の厳しさ、信号が多く渋滞にはまりやすい日本独自の環境に適した部品を使用しています。

実際どのくらいの修理費がかかるのかは、ベンツ所有者のSNSの書き込みが参考になります。

古いベンツを120回ローンを組んで支払いを抑えても、頻繁に何十万という修理費がかかっていたら維持するのは難しそうですよね。

理由③頭金や初期費用の負担が大きいから

すこしでも修理費がかからないようにするには、新車や新しめの中古車を買うしかありません。

しかし、ベンツの新車ともなると非常に高いので、貧乏だと手が出ませんよね…。

2023年2月にマイナーチェンジしたベンツAクラスの新車価格を見てみるとその高さに驚くはずです。

グレード	エンジンの種類	価格（税込）
A180	1.4L直列4気筒直噴ターボ	498万円
A180セダン		505万円
A200d	2.0L直列4気筒直噴ディーゼルターボ	558万円
A200dセダン		570万円

少しでも毎月のローンを抑えるために、高額な頭金が必要ですね。

さらに、車を購入する際は次のような初期費用も発生します。

一般的には車両本体価格の10～20％分の初期費用が発生すると言われています。

つまり、ベンツA180を新車で買うと50万円ほどの初期費用が必要という計算になりますね。

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ここまでのまとめ

ここまで貧乏人の場合、ベンツAクラスに乗り続けるのが難しいと解説してきました。

再度、理由をまとめると…

ここまでの解説でベンツどころか、車を持つことすら心が折れている人もいるかもしれません。

そんな人におすすめなのが、支払いがずっと一律で新車に乗り続けられる「カーリース」です。

貧乏ならカーリースを上手に使おう！

カーリースは、車両価格に加えて、税金や車検代など全部含めた定額を支払うことで、新車が持てるサービス。

また、本体価格から残価（リース終了時の車両の価値）をマイナスして、残った車両価格を支払っていく仕組みなのが大きな特徴。

そのため、普通のカーローンより手軽に車を持てるのが大きなポイントです。

たとえ貧乏でも、カーリースなら予算オーバーであきらめていた車や本当に欲しい車に乗れる可能性が広がります。

さらに、貧乏な人にカーリースをおすすめする理由が次の３つです。

カーリースが貧乏な人におすすめな理由

理由①維持費が一定だから

カーリースは、車の価格だけでなく、車にかかる諸費用も月々の支払いに含まれるため、支払いがずっと一定です。

定期的にやってくる、税金・車検時の支払いに、頭を悩ませる必要が無くなります。

毎月の支払いに含まれる維持費

• 車体価格
• 自動車税
• 自動車重量税
• 自賠責保険料
• 車検費用
• 法定点検費用　などなど

理由②修理費がコミコミでずっと一定だから

カーリースには、「メンテナンスリース」と呼ばれる契約形態があります。

メンテナンスリースなら、毎月の支払額に、消耗品の交換や修理費などメンテナンスコストが含まれています。

そのため、急な故障や車検時の部品の交換が発生しても、原則代金を請求されることがありません。

メンテナンスリースはカーリース会社によって微妙に異なるので、利用する場合はどこまでの修理がカバーされるか、確認が必要です。

理由③初期費用が0円で新車に乗れるから

車を購入する場合、以下のように様々な初期費用がかかってしまいます。

対して、カーリースの場合、これらの費用も丸っとコミコミで月額料金に含まれるので、初期費用が発生しません。

購入時にかかる初期費用の数十万円がないため、まとまった資金が無くても、新車に乗り始められるのです。

カーリースについては、貧乏人こそカーリースをうまく使うべき５つの理由！貧乏でも審査に通る？でかなり詳しく紹介しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

貧乏な人におすすめのカーリース２選

カーリースなら貧乏な人でも、少ない出費で新車や憧れの車に乗れることが分かりました。

しかし、カーリースはとにかくたくさんの種類があります。

そこで、収入に不安がある人に向けて、おすすめのカーリースを2つに厳選して紹介します。

ニコノリ：とにかく安さ重視の人におすすめ

頭金	ボーナス払い	契約期間	審査
選択可	選択可	1～9年	優しい
中古車	納車	メンテナンス	距離制限
取扱あり	最短3日	込み	あり

ニコノリはこんな人におすすめ

数あるカーリースの中でも、審査に通りやすいと言われているのが「ニコノリ」です。

ニコノリは他のカーリースと異なり、提携リース先が複数社あるので審査に通りやすいのが最大の特徴。

また、ニコノリは他社と比べて毎月の支払額が抑えられるのもおすすめポイントのひとつです。

ボーナス払いを併用すれば、月5,000円代で新車を乗り始められます。

	新車（ボーナス払いあり）	新車（ボーナス払いなし）	中古車
ニコノリ	5,500円～	14,766円～	5,500円～
定額カルモくん	ー	14,470円～	12,000円～
KINTO ※7年リース	14,740円～	33,110円～	41,910円～
リースナブル ※5年リース	6,600円～	26,180円～	6,600円～
MOTA	7,370円～	14,630円～	ー
ノルカ	ー	34,100円～	34,800円～
オリックスカーリース	6,600円～	14,630円～	11,550円～
cool-mint	ー	19,580円～	16,720円～

ニコノリはこの安さで、さまざまなサービスを基本の利用料金に含んでいるのもおすすめポイントのひとつです。

ニコノリのサービスに含まれる内容

SOMPOで乗ーる：ベンツに乗りたい人におすすめ

SOMPOで乗ーるはこんな人におすすめ

じつは、ベンツやレクサスなど高級車を選択できるカーリースは非常に少ないです。

しかし、「SOMPOで乗ーる」なら外車を含め、およそ300種類の中から乗りたい車を選べます。

多くのカーリースは契約期間が3年・5年など固定されていますが、SOMPOで乗ーるの契約期間は、1～9年の中から選べるから無駄が出ません。

4年で契約したいのに、5年契約を選ぶしかない…なんてことも。

【まとめ】貧乏人でもベンツAクラスを買えるが維持は難しい！

本記事では、「ベンツAクラスが貧乏人の車である」という意見がある意味正しいことについて、解説してきました。

本記事のまとめ

ベンツAクラスはある意味、貧乏人の車だと言えます。しかし、その反面で収入が低いと維持することができなそうです。

ベンツに限らず、収入が低いという自覚があるなら「カーリース」を利用するのもオススメ。

カーリースなら、初期費用0円で、修理費や維持費など大きな出費に頭を悩ませる必要がないので、使わない手はないですね。

貧乏人がベンツAクラスに乗って後悔した事例

当サイトが独自にアンケートを取り、経済的な理由でベンツAクラスを手放した方の体験談をいくつか紹介します。

【体験談①】想像以上に維持費がかかってしまった

【体験談②】台風で浸水、修理費が高すぎた

Bさんは貯金をあまりしておらず、ギリギリの経済状態の中でベンツAクラスの購入に踏み切ったようです。

毎月の収入でどうにか維持はできていたものの、思わぬハプニングで手放す結果に…。